ポルシェ356カテゴリの記事一覧

ポルシェの原点

ポルシェ356はポルシェの原点とも言うべき自動車です。

なかなか現在は実車を見ることも出来なくなりましたが、
ポルシェを好きな人はこのクルマについてよく知っているでしょう。

戦後、敗戦国のドイツの中から真のスポーツカーメーカーが誕生した、
ということでさえ、すごいことですが、

ポルシェが自動車メーカーを立ち上げて、そんなに長い時間を待たずに
スポーツカーメーカーとして、レースでも活躍したということです。

ポルシェ356はスポーツカーといっても、
VWビートルの土台をもとにして、ビートルをチューニングして、

クーペのボディを架装したモデルといったら言い過ぎかもしれませんが、
あたらずとも遠からずといったところです。

それでも1951年には、ル・マンに参戦して、クラス優勝
という快挙を成し遂げています。

ポルシェ356の最初期のモデルには、1086ccの
水平対向4気筒のOHVというエンジンで、最高出力は
わずか40psしかなかったといいます。

ポルシェ356は1965年、次期モデルのポルシェ911が発売されるまでに
1582ccまでに発展しましたが、基本的にはVWの
4気筒、水平対向のOHVというのは変わりませんでした。

ただ、4気筒DOHCエンジンを搭載した、カレラ2を出したり、
550スパイダーを発売したりしました。

ポルシェ・カレラ・アバルト

話しはポルシェの356の時代、ポルシェ・カレラ・アバルトと呼ばれるクルマがありました。

このクルマは、ポルシェとザガートとアバルトが関与している、
前にも後にもない、これっきりのコラボレーションのクルマです。

正式には、ポルシェ356B 1600GS カレラGTLと、
長ったらしいネーミングのポルシェです。

エンジンは空冷水平対向4気筒DOHC2バルブで、
ボア×ストロークが87,5×66,0という、総排気量1587ccの

ショートストロークエンジンで135ps/7400rpm
の最高出力を得ていました。

このポルシェの生い立ちは少し変わっていて
デザインはフランコ・スカリオーネという人が担当しましたが、

ポルシェが、シャシーとエンジンをザガートに送って、
ザガートが製作しました。

しかし、実際には、このクルマのどこにもザガートの名前は
出てきません。

アバルトのエンブレムと文字はボディにありますが、
愛称にさえ、ザガートの名前は出てきません。

ザガートはポルシェのライバルのアルファやランチャの仕事をしていたので、
それに気を使って、名前を伏せたようです。

代わりに、ポルシェとザガートを結びつけたアバルトの名前が入っています。

ボディはアルミのたたき出しで、かなりの軽量化になっているようです。