ポルシェ964の中古車

ポルシェ930カレラを買うか、あるいは964カレラ2にするか、空冷ポルシェ911の中古車を購入する場合
悩むことがあるかもしれません。

このブログでも何度も紹介していますが、同じ外観でも964と930カレラでは内容はかなり違いがあります。
もちろん空冷ポルシェという点ではタイプ993というのもありですが、

空冷エンジン以外の点で、ポルシェ964以前の911とは少し味という意味でここでは分けて考えます。
私の中ではポルシェ993は丁度空冷ポルシェと水冷エンジンのポルシェの中間点というようなスタンスでしょうか。

ポルシェ930カレラは正式にはポルシェ911カレラですが、このカレラというのは
カレラ・パナメリカーナ・メヒコというポルシェの参加したレースから取った名前で、

73カレラなど特別な仕様のポルシェに付けられていた名前ですが、
現在はどの911にも付けられていて、聞くところによると

930カレラで、73カレラの性能を超えたからつけたということを聞いたことがあります。
そこで911カレラではどの911を指すのか分からないので、普通930カレラ3,2といいます。

ところで、930カレラの中古車は、中古車市場でもあまり見かけられません。
程度の良い中古車を選ぶのがちょっと難しくなっているようです。

その点で言えば、ポルシェ964は中古車展示場でよく見かけます。
ただ、964の中古車はティプトロニックの個体が多く、値段もかなりの違いがあります。

そういう点から考えると、マニュアルミッションより、安くて程度も良い964が手に入る可能性が高くなります。
あとマニュアルにこだわればカレラ4という車種もあります。

カレラ2よりも安く買える可能性が高いですが、ただ、タマ数が少ないというのが欠点です。

ポルシェ930カレラ

ポルシェ911でも930カレラとなるともう25年は経っています。930カレラの中古車を購入するとなると、
選ぶのが大変です。

これがナローポルシェともなれば、ヴィンテージカーとして、レストアしているのがほとんどで、
もちろん金額は張りますが、程度もよい状態で手に入れられることが多いですが、

930カレラあたりだと、オーナーが何度も代わって途中で故障し、不動車で長く放置されていた個体とか
板金塗装、修理などの痕が錆びて穴が開くとか、メンテナンスの不足で調子が悪いなど、

程度がさまざまで、もちろん中古車の価格もさまざまですが、
中古車の金額はその販売店で決めるので、その販売店に並んでいるポルシェ930が
適正な価格かは客が判断するしかありません。

それに空冷エンジンのポルシェ911はオイル漏れという決定的な弱点があります。
ほとんどの場合は、一番外側のタペットカバーのガスケットのところからの漏れが多いですが、

クランクケースの合わせ目からだと、クランクケースを割るところまでオーバーホールしなければ
オイル漏れが止まりません。

そうなると930ポルシェカレラを買ってからあとに大変な出費が発生することになります。
いくら安いからといって、何でもよいとはいきません。

それになりよりポルシェ930カレラはタマ数が多くなく、なかなか条件に合うのがありません。
気長に、本当に自分の気に入るものを探すのが一番よいでしょう。

por911carre.JPG

ポルシェ911Type964の中古車

空冷ポルシェ911の中古車は根強い人気があり、状態の良い個体は
じりじりと値が上がってきているような状況です。

また同じ年式、車種でも、条件によってかなりの値段の差があります。

例えばポルシェ964の場合、マニュアルトランスミッション車とティプトロニック、つまりオートマチック
トランスミッション車では、ずいぶんな値札の金額差があります。

左ハンドルが圧倒的に多い空冷ポルシェ964でMTは慣れないと運転しにくいはずなのですが、
それでも明らかにMTのほうが人気があります。

やはりオートマより格段に運転していて楽しいということがひとつと、
マニュアル車は少ないという希少価値も原因のひとつです。

もうひとつはティプトロニックは壊れるとかなりの修理代が必要ということもあるかもしれません。
国産のホンダNSXもオートマチックとマニュアルで、ポルシェ964と同じようなことがあります。

最新のポルシェ911ではティプトロからPDKに変わって、
かなりマニュアルに近い感覚で操作できるようになり、ダイレクト感が増しましたが、
ティプトロは普通のATに近い感覚なので、少し面白みに欠けるかもしれません。

もちろんポルシェ964は20年も以前の車ですので、中古車は状態で左右されるのはいうまでもありません。

por964c.JPG

ポルシェの中古車の選び方

現代の中古車探しは便利なもので、ネットでいろいろ検索できます。

以前は中古車情報誌を買って見なければいけなかったので、わざわざ用も無いのに
情報誌を買うのは面倒くさいのでやりませんでした。

しかし、中古車の情報は別に自動車を買う意思が無くても、結構気になります。
見ているだけでもとても楽しいものです。

ポルシェ911なんて、どこの中古車販売店にでもあるというような自動車ではないので、
ポルシェ911が欲しいとなれば、ネットで検索するのが早くてよい方法です。

ただ中古車となれば、特にポルシェ911などの特別な自動車は
車歴でずいぶん変わるので、現車を見ないと見極めるのはとても難しいです。

事故車というのは厳密に言えば、レッカー車で引かれていく事故を起こした車両のことで、
それを修復したのは、修復歴有り車両というのが正しいでしょう。

ポルシェ911などは自動車として市場価値が高いので、修理業者が事故車両を買い取って、
修理をして、中古車販売業者に販売することもあるようです。

ポルシェ911の修復歴有りの自動車が多く見られるるのはその辺の事情もあるのでしょう。
中には修復歴を隠して販売する中古車販売店もあるようですので注意が必要です。

中古車の場合、仕入れ価格はその車両の年式と走行距離、状態で大体決まるので、
異常に安い自動車は、何か裏があると疑ってかかった方が良いと思います。

中古車について

ポルシェは中古車でも人気があります。
特にポルシェ911は古くても、まだまだ高価です。

ポルシェの中古車で気をつけなければいけないのは、
スポーツカーですので事故車も多いことです。

ポルシェ911の場合、リアにエンジンが積んであるので
フロントは一般の自動車と少し事情が違います。

そこで、フロントについては軽い事故でもボディまで凹むことが多いようです。
もちろんそれはミッドシップの自動車にもいえることですが、

フロントを見るときは、特にシーラーの具合を調べるときには
カ−ペットをはがして手前の底の部分が見えるまで
出来れば懐中電灯などで照らしてみるのがよいです。

ポルシェの中古車は、安い買い物ではありませんので
よく調べるに越したことはありません。

それから、中古車の中で並行物とよばれる
中古並行輸入のポルシェは走行距離にも注意が必要です。

まだ、空冷のビッグバンパーのポルシェ911カレラの
最終型、つまり変速機がポルシェシンクロではないカレラは
なかなかの値段が付いているようです。

しかし、もうすぐ20年は経過しようとする中古車ですので
よほどポルシェに詳しくて、好きでないかぎり
ポルシェ964以降の車にしたほうが無難かもしれません。