ポルシェのミッドシップ搭載車

ポルシェのミッドシップは市販車ではボクスターやケイマンなどありますが、
長い時間、ミッドシップを販売しない時期がありました。

ポルシェ911以外はポルシェではないといわれていた時期もあり、
レースカー以外には作られませんでした。

ポルシェ最初の市販ミッドシップスポーツカーは550スパイダーで、
1954年発売され、アメリカに輸出された内の一台が当時、絶大な人気を誇った俳優
ジェームス・ディーンに渡り、レースに向かう途中事故に遭い、命を落としたのはあまりにも有名な話です。

そのあとのポルシェのミッドシップスポーツカーといえば、ポルシェ904がありますが、
これは当時のレース規格のホモロゲーション資格を取るために100台ほど市販したもので、
あの日本グランプリ(現在のF1とは違う)でのプリンススカイラインの生沢徹とのデッドヒートは
古いカーレースファンには語り草になっています。

このほかにもポルシェは914というミッドシップスポーツカーを市販しています。
別名、ワーゲンポルシェと呼ばれ、現在も愛好家が多くいます。

フォルクスワーゲンと共同開発したスポーツカーで、既存のパーツを多く使用したので
販売価格が抑えられ、一般受けして人気があり販売台数も多く、現存している個体も多いです。

この914の後継機は残念ながらミッドシップではなくフロントエンジンのポルシェ924で
これが944,968と受け継がれ、ポルシェのミッドシップスポーツカーはボクスターまで待つことになります。

porsche911

最近、ポルシェの911がミッドシップに移行するのではないか
といううわさがちらほら聞こえます。

乱暴に言うと、ポルシェの場合、エンジンとトランスミッションが一体になっているのを
前後ろ逆に積めば、ミッドシップの出来上がりとならないこともない。

もともと、ポルシェ911のエンジンは水平対向で軽量エンジンなので、
それでも十分に理想的なミッドシップになるように思います。

もちろん後のシートは無くなって、ひとつの911の売りである、
2+2というシート配列は消えて、

フェラーリのV8シリーズと同じになるので、
ミッドシップスポーツとして、最早、ポルシェ911ではない。
といっても良いでしょう。

RR方式が、不利なのはポルシェでもよくわかっていて、
レースカーはミッドシップでたたかってきて、
リアエンジンでたたかおうとはしません。

しかし、ポルシェ911の特異性をなくして、
そのままポルシェ911の名前を引き継ぐのも
ポルシェとしても悩むところではないのでしょうか。

そのうち、空冷から水冷エンジンに変わったように、
ポルシェ911もミッドシップに変わらざるをえないのでしょうが、
ポルシェとしても、その時期を模索しているのでしょう

ケイマン ポルシェデザイン限定車

ポルシェのケイマンにポルシェデザインがプロデュースした、
限定777台の特別仕様車が生産されるそうです。

グローブボックスに誇らしげにシリアルナンバーも刻印されます。
ポルシェデザインは、ポルシェ博士の孫の愛称ブッツィーが始めた会社で、

ポルシェデザインのクロノグラフやサングラスなど有名です。

それから何といっても、ポルシェ911のデザインにも関わったことでも
よく知られています。

ポルシェデザインは、都会的で洗練されていて、その上機能的
と、3拍子揃ったすばらしいデザイン会社です。

そのポルシェデザインが関わったケイマンSですから
なかなかかっこいいです。

それにとてもユニークなのが、リアのリッドを開けると、
そこに、ポルシェデザインのブリーフケースがあり、

その中に、ポルシェデザインのクォーツクロノグラフや
サングラス、ポケットナイフ、ペン、キーリングが入っているそうです。

外装も、いかにも速そうなイメージを演出する、
中央に走る2本のストライプや、側面のストライプ。

それから、19インチのポルシェターボ用のアルミホイール。

内装もアルカンタラのシフトレバーや、ステアリング等
なかなか豪華な内容になっているようです。

ポルシェの限定車なので損はないと思いますが、あなたもいかがですか?

ケイマンとボクスター

ポルシェのケイマンはボクスターに屋根をつけた、
いわばボクスタークーペともいえるものです。

しかし、ポルシェの好きな人は、ケイマンはケイマン
ボクスターはボクスターと、まったく別のクルマと
捉えている人が多いようです。

ポルシェは同じクルマでも、年式で、とても変化というか
むしろ進化といったほうがいいでしょう、
まったく違ったクルマに思えるほど変わったりします。

ですので、たとえ、同じシャシー、コンポーネンツを
使って作っているとはいえ、ポルシェのことですから、
まったく違った味付けをするのは当然でしょう。

ポルシェ ケイマンSは911カレラに近いのかもしれません。
事実、性能的にもかなり近いものがあります。

ミッドシップですので、ひょっとしたら、限界あたりの
コントロール性能はケイマンのほうが高いかもしれません。

私としては、車重が100キロ軽いのがとても好感が持てます。
スポーツカーは軽くなくてはいけないという考えがあって、
最近のポルシェは車重が重過ぎるのが気になっていて

ケイマンはその辺が、コントロール性にも効いてくると思います。
スポーツカーは軽いのが一番で、
余計なものは付けないでいいから軽くしてほしいと思っていて、
できれば、ケイマンにもそんな軽量バージョンができるといいのですが・・

ポルシェのことですから、何か出してくるとは思うのですが。

911とケイマン

ポルシェといえば、ポルシェ911がまず頭に浮かびますが、
それに劣らず魅力的なクルマが、ポルシェケイマンです。

基本コンポーネンツはボクスターで、
ポルシェボクスタークーペといっても良さそうですが、
あくまでもケイマンはケイマンです。

一般的な常識でいえば、先にクローズドボディができて、
あとから、オープンを追加するというのが普通なのでしょうが、
さすがはポルシェ!? 全く逆で、

もともとは、オープン専用でシャシーを作った、
ポルシェボクスターですから、剛性も十分なのに、
それに屋根をつけたのだから、当然、剛性がアップするでしょう。

ポルシェ911とケイマンの大きな違いは
エンジン搭載位置です。

もちろん、ケイマンはミッドシップになります。
ポルシェ911はご存知のようにRRですから、
前後の重量配分を比較すると、当然、ミッドシップが有利になります。

事実、ポルシェ911が、前38%後62%に対し、
ポルシェケイマンは、前45%後55%と
非常にバランスがよいのがわかります。

それに、車重で較べても、ケイマンがポルシェ911に対して、
100kgほど軽いので、それも有利に働くと思います。
しかし、クルマは数字で語れるほど簡単ではないので、
実際に走らせてどうかは別問題ですが・・

ポルシェ ケイマン

ポルシェは車種からいえば、多くを持たない会社です。
ポルシェ911、カイエン、ケイマン、ボクスター。
基本的にはこのくらいです。

ポルシェは、昔からレースなどにちからを入れる会社ですから、
ホモロゲーションを取るために、よく限定車を出しますが、
それを含めても、ポルシェはそんなにたくさんの 車種は持ちません。

自動車会社としては珍しい方かもしれません。
それでも、今は以前に較べるとけっこう多い方です。

90年代前半のポルシェは、911と968,928
しかも、ほとんど売れるのは911だけというような時代でした。
そのため、経営も順調ではなかったようです。

ポルシェケイマンは本格的ミッドシップスポーツとして、
非常に高い評価を受け、
スポーツ性能では、ポルシェ911と肩を並べるほどの
運動性能をもっています。

ポルシェはミッドシップの優位性は十分に認識していて、
レースシーンでは最初からミッドシップで戦っていました。
ポルシェ904から始まって、906、910
もちろんポルシェ956、962など
すべてエンジンをミッドに積んでいます。

むしろ、クルマを購入する場合の、比較対象として、
2シーターならケイマン、2+2ならポルシェ911
として、検討してよいぐらいでしょう。