ポルシェの躍進

ポルシェの好調ぶりは周知の事実で、売れ行きもさることながら、
1台あたりの利益率は非常に高いものがあるようです。

以前はポルシェといえばポルシェ911のことをさすというくらいに、
それ以外のぽるしぇの自動車は売れませんでしたが、

最近はボクスターやカイエン、あるいはケイマンとどれをとっても
とても人気があって、今やポルシェ911だけがポルシェの自動車

ということは言えなくなってしまいました。
そして、来年になると4シーターのスポーツクーペ、パナメーラが発売になります。

こうなると、最早スポーツカーだけのメーカーとはいえなくなってしまいました。
まして、VWもポルシェの傘下に入るとなれば、

世界のトヨタと肩を並べるような、ビッグな総合自動車メーカーとなります。
古くからのポルシェファンの私としては複雑な気持ちですが、

それでも昔からのポルシェの伝統は受け継がれていくものと信じています。
ついでにポルシェ911がもう少し安くなればもっと良いのですが。

ポルシェ959

ポルシェ959がポルシェ911の歴史の中に占める位置というのはどのあたりかというのは、
そもそもポルシェ959が911の範疇に入るのかということから考えなければいけないように思います。

というのも、ポルシェ959はコンペティションモデルとして開発されていたという、
つまり、グループBでラリー用に開発されたのが、そもそもの発端で

ボディは確かに当時のポルシェ911を土台にしているとはいえ、
かなりの部分で市販のポルシェ911とは違う部分が多すぎるからです。

エンジンは911と同じ水平対向の6気筒ですが、ヘッドは水冷になっています。
カムシャフトも方バンクに2本ずつ、油圧のラッシュアジャスターを介して、
24本のバルブを動かすようになっています。

ラッシュアジャスターをポルシェ911が採用したのは993の時代からですので、
エンジン自体もかなり特別のものだったようです。

もちろん、コンロッドをチタニウム製にしたり、材質や形状も特別に作られていました。
パワーも450馬力ということで、当時の911の倍くらいの高出力ですので、
エンジンはポルシェ911用の空冷エンジンとは別物といっても良いと思います。

しかし、これもポルシェ959のすごさの一部分でしかなく、
一番のポイントは電子制御の4WDを採用したことでしょう。

その後、日産スカイラインGT-Rでも、電子制御の4WDシステムを搭載しましたが、
それよりも前にこの959がフルタイム4WD の電子制御システムを開発しました。

とにかく、ポルシェの当時の最新技術をすべて詰め込んだといっても良いくらいの
最新技術てんこ盛りのスーパースポーツが959でした。

しかし、この技術が後のポルシェ911にも色々影響を与えたという点においては、
やはりポルシェ911のひとつの歴史を作ったといっても良いでしょう。

ポルシェGT2

ポルシェ911の話題と言えば、最近はポルシェ911のGT2でしょう。
なんといっても圧倒的な性能、そして、ポルシェの最新の技術のすべてを

このGT2に詰め込んで、ポルシェのフラッグシップとして、
どこに出しても恥ずかしくないすばらしいモデルを発表しました。

もちろん、値段を見れば、誰でも買えるというような金額ではありませんが、
それでこそ、ポルシェの最高の性能を誇るフラッグシップたるものです。

そういえば、最近日産からGT−Rが発売されました。
何でも、近藤正彦が購入したという話をネットで見ましたが、

ポルシェの911を凌ぐ性能らしいです。
ただ、ドイツのポルシェもよく性能のテストをする
ニュルブルクリンクのサーキットでは、
ポルシェの911GT2には及ばなかったようです。

とにかくこのポルシェ911GT2は世界のスーパーカー、スポーツカーの中でも
格段の速さといってよいと思います。

その上、快適性もなかなかのものらしく、
もちろん、レース用のホモロゲーションで作られたわけではないので、
当然かもしれませんが、おそらく、何のストレスもなく、
異次元の世界に運んでくれる夢の車なのでしょう。

値段を見ると、憧れの対象にもなりませんが・・・

東京モーターショウ

東京モーターショーの話題があふれていますが、
その中でも、日産GT−Rの話題が一番のようです。

スパイヴィデオでは、ポルシェターボをニュルブルクリンクで
凌駕するタイムで走ったらしいとか、

フェラーリよりも早く走るとか、いろいろ言われています。

正直、どこでも日産GT−Rをスーパーカーと書いているのですが、
それもどうもぴんとこない。

馬力が大きくて、速ければスーパーカーなのかと思います。
GT−Rがスーパーカーなら、BMWのM3なども

当然、スーパーカーということになりますが、
誰も、あのクルマをスーパーカーとは呼びません。

いくら速くても、ポルシェやフェラーリのライバルとはなりえない気がします。
実際はポルシェは、スーパーカーというより、スーパースポーツ

というジャンルではないかと思いますが、
GT−Rはパフォーマンスに対する値段としては

非常にリーズナブルで、魅力を感じますが、
ポルシェ911を買おうとする人が、GT−Rを考えるとは思えません。

日産GT−Rはポルシェをライバルと捉えているようですが・・・

911GT2登場

ポルシェが、ついに997モデルに911GT2を登場させました。

このモデルは、ポルシェ911の中でも一番過激なモデルとして、
圧倒的な性能を持っています。

もちろん水冷ツインターボで、530ps/6500rpmということで
911ターボより50psも上回る出力を持っています。

先代の996GT2よりも一段と速そうです。

軽量化にも気を配っていて、ポルシェの市販モデル初の
チタン製のリアのサイレンサーやテールパイプを採用して、
エキゾースト系でも従来より50パーセントほど軽くなっているようです。

足回りは、軽量ホイールに前が235、後ろが325の
19インチという、タイヤの組み合わせで、
リアドライブ車の証明で、リアがかなり太くなっています。

車重は1440kgということですので、
パワーウエイトレシオは2,7kg/psとなり、

この数字を見ただけでも、とても速そうです。

ただ、値段もその性能に見合って、2千5百万円を超えるようです。
ポルシェ911の頂点に立つモデルなので、
当然といえば当然かもしれませんが・・・

ナローポルシェ

ポルシェ911の中でも、ナローポルシェといえば、
ほとんどヒストリックカーの範疇に入る自動車ですが、

今見ても、そんなに旧く感じないのはわたしだけでしょうか。

もちろん代表格は73カレラRS、ポルシェファナテックの垂涎の的
ポルシェが好きな人が一度は乗ってみたいと思うクルマです。

ナローポルシェと俗に呼ばれているタイプは、
65年から73年までのモデルで、

前後フェンダーが出ていないタイプで
前後バンパーもボディ一体型の、どちらかというと
とてもスマートなデザインのタイプです。

エンジンは最初は2Lの水平対向6気筒空冷エンジンを積んでいました。

ポルシェ911は1965年からとなっていますが、
64年にもいくらか生産されたそうです。

エンジンは最後の空冷モデルと比べても基本的には変わっていません。
ただ、吸気系統は最初ソレックスのキャブレターを採用していました。

しかし、どうしても中速域の息つき現象が解消されず
已む無くウェバーのダウンドラフトキャブに替えられました。

そして、幻の名車といわれる、911Rというモデルも
このナローポルシェのボディを使って作られました。

当時、日本に正規に輸入されたのは1台だったそうです。

幻の名車

ポルシェ911の中には幻の名車と呼ばれるものがいくつかあります。

その中のひとつだと思われる911に、ポルシェ911R があります。

もちろんポルシェが好きな人は名前を知っている人は多いでしょう。
ただ、このクルマの成り立ちとかスペックなど意外とわからない部分も多いです。

ポルシェの本格的レーシングマシン906(カレラ6)に搭載された210馬力のエンジンを
1967年にポルシェ911に実験的につんで、

ボディーはドアやバンパーなど、プラスチックに替えて、軽量化し、
サスペンションも低くセットして、

車重は800kgほどしかないそうです。

しかし、あまりポルシェ911Rは台数を作られず、
GTシリーズなどのホモロゲーションなどは取れなかったようです。

それでも、ポルシェ911Rはとても速く、信頼性も高かったので、
その年の世界速度記録をいくつも塗り替えました。

モンツァのコースを夜を徹して走り続け、
2万キロを走破し、結局、14のの2リッター級国際記録を更新しました。

2万キロの平均速度は約210kmほどで、
40年も前の2リッター車での記録と考えれば、
十分に速いと思います。

911ターボ

以前から、ポルシェ911の頂点のモデルとして、
ポルシェ911ターボがあります。

現在は、これより高いモデルはありますが、
911にとって、ターボは特別の意味があります。

残念ながら、わたしはポルシェはNAという妙なこだわりがあって、
未だに、一度も自分の愛車に起用したことはありません。

ただし、ポルシェ944はターボに乗っていたことがありましたが・・・

ただ、911の場合は、あの旧式なシングルカムと2バルブの空冷エンジンが、
無理して、精一杯馬力を搾り出しているというのが好きで、

ターボの力は邪道だという、妙な考えで
まだまだ、空冷のNAエンジンのポルシェに乗り続けています。

実は、自動車雑誌をめくっていたら、911ターボにカブリオレ
がラインナップに加わったそうで、

そういえば、最近のポルシェメールでも
それについて載っていたような気がします。

しかし、それにしてもオープンで300kmスピードが出るそうで、
オープンでそんなに飛ばしてどうすんだ、って気もしますが、

もちろん基本的にそんなスピード公道では出せませんけれども、
もし出したとしても助手席には乗りたくないです。

どちらにしても、ポルシェはこのクルマを北米用に考えているようで、
少なくとも、日本ではおそらく売れないでしょう。

ライトウエイト911

ポルシェの997の小冊子のカタログを広げてみたのですが、
車重が1440kgからカレラSのティプトロで1500kg。

わたしのように、むかしのポルシェ911を知っているものにとっては、
ちょっと重すぎる気がします。

確かにかなり現在のは大きくなって、重くなるのは仕方ないとは思いますが、
軽いということが、性能には大きく関与すると考えると、

快適アイテムを削ったり、遮音のための物を薄くしたり、
ついでに、何も付いていないので、金額も安くして、
販売してくれるといいのにとか、バカなことを考えたりします。

それなら、ポルシェ911GT3RSを買えよ、
って話になるのでしょうが、

997の新しいGT3RSでさえ、1375kgもあるというとで、
やはり、むかしのポルシェ911から比べると、
とても重いと思います。

それでも、性能的には文句なしのすばらしいクルマに仕上がっているし、
ほかのフェラーリなどのスーパーカーにくらべれば、
ずっと安い金額で、(といっても十分に高い)

フェラーリの本なんかを見た後では、
ひょっとしたら、自分にも買えるかな?

と錯覚しそうな値段なので、そんなに文句はないのですが・・・

それにしても、RSはいらないから、せめてポルシェ911GT3
本当に欲しいクルマです。

ポルシェの愛し方

ポルシェは特に911は単にポルシェ911が好きといっても
空冷のポルシェが好きだったり、最新の水冷の997ポルシェが好みだったり、

ポルシェのレースカーに興味を持っていたり、
その中でも、934,935だけに興味を持ったり、

ただステータスでポルシェに乗っている人も中にはいますが、

ポルシェの愛し方もいろいろ違います。

ポルシェに限ったことではありませんが、
自動車は常に進化しています。
ですから、ポルシェ911でも最新のポルシェが最良のポルシェと言われたりします。

わたしも、今の都会的な洗練された、しかも圧倒的に早い
ポルシェ911を認めていないわけではありません。

しかし、何しろ古くからのポルシェファンで、
年齢的にも若くないので、進化よりも味を大切に思っています。

電子デバイスがなくても、独特の音や乗り味がたまらないのです。
ステアリングが少々重くても、ハイスピードでコーナーに進入する時に
少し勇気がいっても、やっぱりわたしは自分の持っている、
空冷のポルシェ911を手放す気になれません。

最新のポルシェ911GT−3RSに乗ってみたい気持ちはありますが・・・

ポルシェに関する本

ポルシェに関しての本として、優れているものに、
ポール・フレールの著した「ポルシェ911ストーリー」
という本があります。

カーグラフィックでおなじみの、二玄社から出版されています。
ポール・フレールというとカーグラフィックのコラムでもおなじみですが、
この人は、元はレーシングドライバーで、ルマンでの優勝経験もあります。

ポルシェについては、非常に詳しくて、
技術面でも、ドラバビリティの面でもすばらしい解説をしてくれます。

この「ポルシェ911ストーリー」は初版は古く、
1978年8月となっています。

ですので、古いポルシェ、つまりあまり乗り易くないポルシェ
というと語弊があるのでしょうが、
乗りこなすのは、ある程度、ドライブ技術の熟練が要る
というのでしょうか、あまりうまく表現できませんが、

今のポルシェから較べると、癖の強いポルシェということになりますか。

この本は、内容がいろいろなセクションに分かれており、
エンジンだったり、ミッション、サスペンション、といった具合に
別々に詳しく解説してあり、
ポルシェ911の、特に空冷ポルシェの解説書としては
非常に優れています。

ポルシェは何といっても、レースによって成長してきた会社ですので、
レースの車両の解説や、レースの結果などについても
とても詳しく書いてあります。

別に宣伝するつもりはありませんが、
ポルシェ911の歴史や構造など、知りたいことがあれば
とても有益な本だとは思います。

2,7ポルシェ911

現代の自動車は、いかにも早く、快適で、
乗りやすく、しかも安全と、至れり尽くせりです。

もちろん、ポルシェといえども最近はその傾向が強い、
というより、ポルシェもそのような車造りを
しなければ、生き残れないということでしょう。

以前のポルシェ(特に911)は、
決して乗りやすい車ではありませんでした。

2,7Lまでのポルシェは
エンジンをレーシングすると、回転の落ち込みがとても早く、
スタート時にクラッチをつなぐときもこつがあって、
慣れないとすぐにストールします。

ギアを変えるときも、回転をあわせないとスムーズにいきません。

コーナリングでも、下手をすると、リアが流れたり、
逆に曲がらなかったり、

しかし、うまく車をコントロールすると
スポーツカー、ポルシェ本来の走りが出来ました。

ですから、ポルシェ911は慣れない人には
とても乗りにくいクルマでした。

今のポルシェ911からすると、性能面でも
快適性でも問題にならないくらい劣ります。

旧いポルシェが良いとはいいませんが、
私はそんなポルシェ911が好きです。

930

ポルシェ930、1974年大掛かりなモデルチェンジで、
所謂、ビッグバンパーモデルが登場しました。

アメリカの安全基準等に合わせるために、
それまでのナローボディからいろいろ変えてきました。

外観では、バンパー廻りのデザインが一新されて、
かなり印象が、当時としては、モダンになりました。

それに、エンジンの排気量はRS3,0を除いて
2,7Lにアップしました。

燃料供給を、ボッシュのKジェトロニックという方式に変えました。
このKジェトロニックは非常に優れたシステムで、
ポルシェのほかに、フェラーリも328まで、
これを使っていました。

機械式のインジェクションで、燃料ポンプの燃圧を利用して、
常時噴射式のとてもユニークな方式で、
ポルシェ以外のドイツ車にもたくさん使われていました。

故障も少なくて、燃費もよいと評判で、
それに、プランジャー方式の、それまでのメカポンと呼ばれる
方式に較べて、価格も安いのも利点でした。

1983年の911SCまで、改良されながら、使われましたが、
1984年に911カレラという名前で、モデルチェンジされ、
ボッシュのLジェトロニックという、電子制御のインジェクションに
変わりました。

私は、76年のカレラ3,0を一時期乗っていて、
このKジェトロをメンテナンスしていたので、
とても懐かしいです。

911のヴァリエーション

現在、ポルシェ911モデルのヴァリエーションは
とてもたくさんあります。

エンジンでも2種類、3,6Lと3,8L
カレラとカレラSに分けられます。

それから、ボディ形状でクローズドと
オープン(カブリオレ)それにタルガボディもあります。

駆動方式でも、2WDと4WDに分類されます。
カレラとカレラ4といいます。

そしてこれらのいろいろな組み合わせがあります。

もちろんポルシェ911といえば、ターボを忘れるわけにはいきません。
それから、私が今一番気になる車、GT3があります。
このGT3にはGT3RSという、
ホモロゲーションモデルがあります。

昔の930ポルシェあたりから較べると
かなり種類が多くなって、
どれを買おうか迷いそうです。

それに、ティプトロかマニュアルかの選択もあります。
購入するときにどれにしようかと
悩むのも楽しそうですね。

911GT3 RS

今一番気になるポルシェは911GT3です。
空冷派の私でも、GT3は
今、ポルシェで、本当にほしいクルマです。

しかも、997の911GT3 RSは、
73カレラを連想させるように感じます。
ポルシェのRSといえば、
数少ない、特別な、ポルシェです。

特に、ポルシェが好きな人なら、RSといえば
一度は乗ってみたい、あの73カレラが
一番でしょう。

私にとって、水冷911の最高のトピックは
ポルシェ911にRSが冠されたこと
これに尽きます。

私は、もう過激なクルマに乗るほど若くはないし、
古いポルシェファンとして、
水冷ポルシェに、正直なじめないところがあります。

しかし、911GT3はどうしても気になります。
進化も着実に遂げています。
あのパワーは、私にはとても使いきれそうにもないです。

でも、もっと水冷ポルシェも知りたくなりました。

ケイマンというクルマ

今、私が気になるポルシェは、
ポルシェ911GT3と、ポルシェケイマンです。

なかでも、ケイマンは
新しいポルシェの方向性を示しているようで
これからのポルシェはこうなるといわんばかりの存在感です。

ポルシェは、エンジンの搭載位置について
レースに於いては
ポルシェ904から始まって、
917,956、962など
ミッドシップを採用しています。

当然、ミッドシップの重要性はわかっていました。
 
ただポルシェ911の場合、
エンジンが空冷、水平対向、軽量エンジンという特殊性と
GTカーとして、2+2を必須条件に掲げた
という事情で、リアにエンジンを搭載しました。

あのエンジンがなかったら、あのコンセプトは無理だったでしょう。
事実、最初の設計ではミッドにエンジンを搭載する事を
真剣に考えていました。

そして、ついにボクスターにミッドエンジンリアドライブを実現しました。
が、残念ながらオープントップだったので
早くクローズドのミッドモデルが出ないかなァと思っていたところに
ついにポルシェケイマンが登場しました。

そういう意味で、ポルシェケイマンは
65年に911が初めて登場して以来、40年以上
着実に進化していったように、ケイマンにも
歴史を積み重ねていってほしいものです。

モデルチェンジ

ポルシェ911は、これまでに大きなモデルチェンジを3度しました。
一度目は、74年、ナローからビッグバンパーに変わりました。

二度目は、89年、930ボディから964に変わりました。
三度目が、空冷から水冷にエンジンを根本的に変えたときです。

水冷に変わったときは、これまでのポルシェ911から
全く違ったポルシェ911に変わった瞬間で、名前だけが受け継がれた
といってもよいと、わたし的には思っています。

ともあれ、空冷時代の最大のモデルチェンジは964モデルに変わった時でしょう。
コンセプトはほとんど変えなかったとしても、
部品のレベルでいえば、70パーセントを入れ替えたそうです。

私も、964のマニュアルミッション仕様を持っていますが、
930と乗り較べると、本当に乗りやすいクルマになっています。

もちろん、操作系の扱いやすさ、例えばこのタイプから
標準装備となったパワーステアリング、
クラッチもつなぎやすく、ミッションも扱いやすいです。
オートマチックも選べます。

エンジンのフレキシビリティーも、街乗りのしやすさを
格段に向上させています。

デザイン的には、バンパー廻りが変わったくらいで
そんなに大きくは変わっていないので
古いタイプのデザインが好きな人が、現在、一番普通に乗れる
ポルシェ911かもしれません。


ナナサンカレラ

ポルシェ911で忘れていけない車。
ポルシェフリークが一度は憧れるクルマ。
そうです。73カレラRSのことです。

RSは、RennSport、レンシュポルト、
レーシングポルシェのことです。

最初にRSが付けられたのは、56年の550A/1500RS
というクルマです。
ですから、最初はポルシェのレース専用車だけに
RSは付けられた名前でした。

そのRSが市販車に初めて付けられたのが、
いわゆる、ナナサンカレラでした。
ポルシェの911に初めて付けられたのです。

ただ、市販車といっても、GTレースのホモロげーション
を取得するために、限定車として作られたものです。

エンジンは2.4Lのボアを6ミリ広げて、2.7L
として、ボッシュのメカニカルインジェクション
通称メカポンを使用して、210馬力の出力を得ていました。

それに、徹底した軽量化を施して、
当時としては、抜群の性能を発揮していました。

残念ながら、私はナナサンカレラに乗ったことは
一度もありませんが、
このエンジンを積んだ、74年のカレラを所有していました。

ですので、エンジンについてはよく知っています。
とにかくよく回るエンジンという印象です。
しかし、気難しい感じは全くなく、
下のほうから十分に使えるエンジンでした。

キャブのように、始動に気を使う事もなく、
セルですぐに目覚めます。
実に扱いやすいエンジンでした。
74カレラは重量がナナサンより重かったので、
印象はだいぶ違うのでしょうが、
そんなに乗りにくいクルマとは思いませんが・・


水冷911

現在のポルシェ911はタイプ997になります。
かならずポルシェは9百番台の番号をつけています。

いわゆる空冷リアエンジンのポルシェ911は
開発時は901でしたが、プジョーからのクレームで
911で発売されましたが、
クルマの名称はポルシェ911のままですが、

モデルチェンジのたびに、930、
964、993、996、997と変わってきました。

ポルシェ993が最後の空冷で、
エンジンの排気量は3,6Lまで増やされてきました。
(3,8LのRSRは除いて)

同じ911という自動車ですが、空冷と水冷は大きな差があります。

デザインも、ほとんど違う車といってもいいくらいに
変わったように思います。
よく言えば、都会的、現代的になったといえるでしょう。
いわゆる、万人向きのカッコよさとでも言うのでしょうか。

室内も、かなり変わって、これがポルシェ911だ、
というあくの強さが消えて、洗練された感じがします。

逆にいうと、個性というものがあまり見られなくなったということでしょうか。
もちろん、性能的には飛躍的に向上しているのですが、
ポルシェ911らしさがなくなったのは残念です。


趣味は911

私、実は趣味がポルシェです。
詳しく言うと、ポルシェ911の空冷エンジン搭載機種のファンです。

本当は、今の水冷ポルシェにも大変、興味はあります。
特に、GT−3、一度乗ってみたい。
しかし、ポルシェが好きになって、もう長いので、
空冷のポルシェに執着があって、なかなか前に進めません。

ポルシェ関連の書籍や、ポルシェのショールームに行って
いろいろ知識は得ているのですが、
なかなか、所有するには至っていません。

金額的にも高額なので、簡単に買えるものではないのですが・・

ということで、現在、ポルシェは空冷の911に乗っています。
今までに乗ったポルシェは、もちろん944,928など
FRポルシェも乗ったことはあります。

特に、968のクラブスポーツはなかなか面白いクルマでした。
あの時は、さすが、ポルシェ、FRも悪くないなと思いました。

考えてみると、マツダのRXー7もポルシェの944を参考に
作られたと聞きました。
残念ながら、現在はFRのスポーツカーはポルシェでは作られていません。

フェラーリが最近、FRで本気でスーパーカーを作っているのに
ポルシェでは、もうフロントエンジンリアドライブのクルマは作らないのでしょうか。
ひとつは、ほとんどFRで成功したクルマがないというのもあるのかもしれません。

しかし、自動車はポルシェ、ポルシェでも911が趣味のわたしには、
そんなにたいした問題でもないですが。