ポルシェ・カレラ・アバルト

話しはポルシェの356の時代、ポルシェ・カレラ・アバルトと呼ばれるクルマがありました。

このクルマは、ポルシェとザガートとアバルトが関与している、
前にも後にもない、これっきりのコラボレーションのクルマです。

正式には、ポルシェ356B 1600GS カレラGTLと、
長ったらしいネーミングのポルシェです。

エンジンは空冷水平対向4気筒DOHC2バルブで、
ボア×ストロークが87,5×66,0という、総排気量1587ccの

ショートストロークエンジンで135ps/7400rpm
の最高出力を得ていました。

このポルシェの生い立ちは少し変わっていて
デザインはフランコ・スカリオーネという人が担当しましたが、

ポルシェが、シャシーとエンジンをザガートに送って、
ザガートが製作しました。

しかし、実際には、このクルマのどこにもザガートの名前は
出てきません。

アバルトのエンブレムと文字はボディにありますが、
愛称にさえ、ザガートの名前は出てきません。

ザガートはポルシェのライバルのアルファやランチャの仕事をしていたので、
それに気を使って、名前を伏せたようです。

代わりに、ポルシェとザガートを結びつけたアバルトの名前が入っています。

ボディはアルミのたたき出しで、かなりの軽量化になっているようです。