ポルシェ959という自動車

よく考えてみると、今の水冷ポルシェ911の原点は
あのスーパーポルシェ、ポルシェ959にあったような気がします。

もちろんもともとは、当時のグループBというラリーの
コンペティションモデルとして、考えられていたらしいのですが、

確か、わたしの記憶がまちがっていなければ、規定の変更で、
ポルシェ959の規格が合わなくなって、
結局レースカーとしてではなく、限定車として、

ある意味、ポルシェの最高の技術を見せ付けるように、
あふれんばかりの最新技術を搭載した自動車でした。

まさにスーパーカーとして、センセーショナルなクルマです。

実はポルシェは、リアエンジンリアドライブもエンジンの水冷化も
当然、そのよさを知っていて、

もともとレースカーではミッドシップの水冷ヘッドエンジンが、
ポルシェの常識で、たとえば、956、962など
当然のようにそうなっています。

959はミッドシップではありませんが、電子制御の4WDを使い、
エンジンは水冷ヘッドのツインカムターボを採用していました。

エンジンの制御も、モトロニックを採用して、
まさに、当時としては電子制御のかたまりでした。

そのおかげで、けっこう壊れやすいという評判もありましたが、
このころの技術が、後のポルシェ911に影響を与えたのは事実です。

本物はむかし、ポルシェ959を一度だけ見たことがありますが、
なかなかの存在感で、とても新しい感じがしました。